ブータン

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中国とインドの2大大国に挟まれた国民総幸福量世界１位の小国、ブータン王国。
チベット仏教文化、人間本来の幸福を守り続けるヒマラヤの桃源郷として世界に名高い。チベット仏教を信仰していた国々が、大国の影響によりチベット仏教文化を失いつつある中、ここブータンではチベット仏教を国教に掲げ、その文化を守り続ける唯一の国である。仏教文化のみならず、先進諸国が忘れかけている人間本来の幸せを見失わないよう、物質的な豊かさを求める以上に人々が互いを尊重し、平和で穏やかに暮らす精神的な豊かさを第一とし「GNH（国民総幸福量）」を国是としている。2008年王室主導の初国政選挙が行われ、内閣組織や憲法発布。国王君主制から立憲君主制・議会制民主主義へ。と、若くハンサムな5代国王・大僧生・首相。国民から厚く信頼されるこの3名の主導者の下、近代化へ向け、新たな時代を踏み出しました。

インドとの国境地帯に広がる熱帯雨林から7,000ｍ級の山岳地帯まで、変化に富んだ自然環境の中で、人々は自然と共存しながら時を過ごしている。標高1,500ｍ～3,000ｍ付近の乾燥地域がブータン人の主要な生活地帯となっており、そこは針葉樹に囲まれている。少ない平野部と斜面を利用し、稲作や農業が行われ、自給自足の生活を基盤としている。また、寺院などの観光名所の多くがこの地域に位置している。旅行者は、この自然豊かなブータンに4つの顔を見るであろう。春の山には石楠花などの花が咲き乱れ、夏の雨季には高山植物達が棚田を緑色に変え、乾季の秋には黄金色に。冬の朝晩は寒く冷え込むものの、日中の吸い込まれそうな青空に自然の恩恵に心から感謝することだろう。皆の幸せを祈り暮らす温厚な人々から与えられる暖かい笑顔と、この豊かな自然の中で、私達は何を思うのだろう。龍の国旗を抱えた小さな機体がヒマラヤ山脈臨む深い谷合の里に降りたち、民族衣装を身にまとったブータンの人々に出会ったその瞬間から、今までに感じたことのない不思議な世界へ誘われます。
　　　　　　　
　　　　　　　　新しく感じる国　【新感アジア】
　　　　　　　　　　　　　　　　　　幸せと安らぎの国ブータンへ、さぁ、旅のはじまりだ。

正式国名	ブータン王国 Kingdom of Bhutan
国　　旗	黄色は国王の世俗的権威、オレンジは宗教的な実践と精神力を表し、中心に国を象徴する龍。龍の白さは国民の国家への忠誠を。開かれた口は守護神の力を。爪に握られた宝珠は国家の富を表している。
国　　歌	歌名なし
首　　都	ティンプー
人　　口	約68万人（ブータン政府資料2009年）
民族構成	チベット系（約80％）、ネパール系（約20％）等
政治体制	立憲君主制
宗　　教	チベット系仏教、ヒンドゥー教等
面　　積	約38,394平方キロメートル（九州の約0.9倍）
言　　語	公用語はゾンカ語英語やネパール語もかなり通じる
通　　貨	ニュルタム（NU）１NU=1インドルピ=約2.2円
両　　替	ブータン国外での両替は難しい。ブータン国内日本円からの両替は可能だが、米ドルを持参するのが望ましい。
カード	クレジットカードはVISA,MASTER,AMEX,JCBが一部みやげ物店で利用できる。しかし、基本的には利用できないと考えた方が無難。
時　　差	日本と3時間の時差（日本の方が早い）

　　　　　CAUTION　：　ブータンへのご旅行をお考えの皆様へ

ブータンは自国の自然環境や伝統文化を大切に守っている国です。そのため、ブータン王国政府は「観光」という面でも独自の政策を採っています。ブータンへの御旅行は、ブータン政府観光局（Tourism Council of Bhutan）に認定された旅行会社を経由した手配が必要となります。予め、旅行会社と入国から出国までのブータン滞在中の旅行計画（ルート、宿など）を決定し、旅行会社経由でビザを代理申請した後でなければ、ブータンへの入国は認められません。ブータンでの滞在費に関しましては、ブータン王国政府により公定料金が定められております。また、ブータンでは道路・電力などの社会的インフラが他のアジア諸国に比べても整備されていないため、移動、食事、宿泊などの観光面でも他のアジア諸国と比べても水準が一般的でないことをご理解ください。ブータン国内の移動は全て専用車での移動となります。曲がりくねった細い山道ばかりですので移動の時間も掛かります。余裕をもった日程でご旅行へお出かけください。ブータンの人々は、仏教を非常に重んじた生活をしているため、参拝に許可書が必要な寺院もございます。ご希望の寺院がある場合は事前にお知らせ下さい。一部の寺院では外国人の立ち入りを禁止しております。また、見学が認められた場合においても、服装・撮影に規制がございます。必ずガイドの指示に従い、人々の宗教儀礼などを汚すことの無いよう、ご協力お願い致します。

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